Chrome devtools MCPインストール手順
生成AIを使った出馬表取得方法として、Chrome Devtools MCPを使ったやり方を説明した
本手順では、そのMCPをインストールするまでの手順の解説である
前提
以下のLLMツールを使用することを前提とする
- gemini cli
- Chrome
gemini cliでのインストール方法
0. nvmのインストール
gemini cliを使うためには、node.jsとnpmが必要
Node.jsはJavaScriptをサーバーサイドで実行するためのランタイム環境で、npmはその環境で使うパッケージを管理するためのツール
なので、Node.jsはPythonインタプリタで、npmはPythonでいうpipに相当する
nvmとは?
nvmは、Node.jsのバージョンを簡単に切り替えられるツールで、プロジェクトごとに異なるNode.js(およびnpm)バージョンを使いたいときに便利
Pythonでいうpyenvに近い役割を果たす
OSSツールは頻繁にアップデートされるため、依存関係によって必要なバージョンが変わることがよくある
Node.jsやnpmも同様で、プロジェクトごとに異なるバージョンを使う必要が生じることがある
そのため、nvmを使ってNode.jsのバージョンを柔軟に切り替えられるようにしておくことは、将来的な開発や保守において非常に有用である
nvmのインストール方法
Windowsの場合
- インストーラ入手
以下のサイトにアクセスして「nvm-setup.exe」を入手。2025年10月時点ではversion 1.2.2が最新なのでそれを入手
Releases · coreybutler/nvm-windowsA node.js version management utility for Windows. Ironically written in Go. - coreybutler/nvm-windows - インストーラ起動
特に設定を変える必要はないので、「Next」を盲目に連打(Emailの入手も不要)
以下の画面まで行けばOK

- コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行
nvm --version
バージョン情報が表示されればOK

Linux/MacOSの場合
✅ 方法①:公式インストールスクリプトを使う(推奨)
- ターミナルを開く
- 以下のコマンドを実行:
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.4/install.sh | bash
- インストール後、以下を
.bashrc,.zshrc, または.profileに追加(必要に応じて):
export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
- 設定を反映:
source ~/.bashrc # または ~/.zshrc
- nvmが使えるか確認:
nvm --version
✅ 方法②:macOS限定(Homebrewを使う)
- Homebrewがインストールされていることを確認:
brew --version
- nvmをインストール:
brew install nvm
.zshrcなどに以下を追加:
export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "/opt/homebrew/opt/nvm/nvm.sh" ] && \. "/opt/homebrew/opt/nvm/nvm.sh"
- 設定を反映:
source ~/.zshrc
1. node.js, npmのインストール
プロンプト/ターミナルを開いて以下を実行
nvm install 22.12.0
nvm use 22.12.0
以下になればOK

ここで一度プロンプト/ターミナルを閉じ、再度プロンプト/ターミナルを開き以下を実行
node -v
npm -v
以下になればOK

2. gemini cliのインストール
適当なプロジェクトフォルダまでコマンドプロンプト/ターミナルのカレントを移動
ここでは「E:\dev_um_ai\dev-um-ai\gemini_worker」とする
以下のコマンドを実行して、gemini cliをローカルにインストール
npm install @google/gemini-cli
以下の画面でインストールが始まり、

以下のフォルダ構成、以下の表示になっていればOK


3. geminiの起動とログイン
3-1. gemini起動
以下のコマンドでgeminiを起動
npx gemini
以下の表示になればOK

3-2. ログイン
-
認証方法選択
geminiを使うためには、①Googleアカウントでログイン、②Gemini API Keyの入力、③クラウド環境接続(法人向)のいずれかをする必要がある
今回はもっとも手軽なGoogleアカウントによるログインを行う
API Key使いたい、法人です!って人は、2番と3番を選択してEnterしましょう
それ以外の方は、①「Login with google」を選択してEnter
(デフォルトで①が選択されてる状態なのでなにも考えずにEnterでOK)
変なポップアップが出た場合は「許可」を選択
(Geminiを動かすNodeが権限上制限がある場合に表示されるものなので許可で問題なし) -
ユーザ選択
ブラウザが立ち上がるのでログインするユーザを選択

以下の画面が表示されれば認証成功

-
コマンドプロンプト/ターミナルが実行可能になってることを確認
コマンドプロンプト/ターミナルに戻り、以下の入力可能状態になっていればOK

-
Geminiを試す
入力欄に何かを入力してEnterすると回答がくる
終了したい場合は「Ctrl+C」の連打か、コマンドプロンプト/ターミナルを閉じるでOK
Chrome devtools MCPのセットアップ
結論から言うと、geminiを使う場合はセットアップの必要なし
gemini_worker/.geminiフォルダ配下に「settings.json」ファイルがある。
ファイルの内容は以下
{
"mcpServers": {
"chrome-devtools": {
"command": "npx chrome-devtools-mcp@latest"
}
}
}
上記の設定をすることで、geminiを起動すれば自動的にChrome devtools MCPをローカルにインストールして起動してくれる
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