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Gemini CLIでChrome devtools MCPのセットアップ

この記事は約17分で読めます。
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how-to-install-chrome-mcp-for-gemini.md

Chrome devtools MCPインストール手順

生成AIを使った出馬表取得方法として、Chrome Devtools MCPを使ったやり方を説明した
本手順では、そのMCPをインストールするまでの手順の解説である

前提

以下のLLMツールを使用することを前提とする

  • gemini cli
  • Chrome

gemini cliでのインストール方法

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0. nvmのインストール

gemini cliを使うためには、node.jsとnpmが必要
Node.jsはJavaScriptをサーバーサイドで実行するためのランタイム環境で、npmはその環境で使うパッケージを管理するためのツール
なので、Node.jsはPythonインタプリタで、npmはPythonでいうpipに相当する

nvmとは?

nvmは、Node.jsのバージョンを簡単に切り替えられるツールで、プロジェクトごとに異なるNode.js(およびnpm)バージョンを使いたいときに便利
Pythonでいうpyenvに近い役割を果たす

OSSツールは頻繁にアップデートされるため、依存関係によって必要なバージョンが変わることがよくある
Node.jsやnpmも同様で、プロジェクトごとに異なるバージョンを使う必要が生じることがある そのため、nvmを使ってNode.jsのバージョンを柔軟に切り替えられるようにしておくことは、将来的な開発や保守において非常に有用である

nvmのインストール方法

Windowsの場合

  1. インストーラ入手
    以下のサイトにアクセスして「nvm-setup.exe」を入手。2025年10月時点ではversion 1.2.2が最新なのでそれを入手
    Releases · coreybutler/nvm-windows
    A node.js version management utility for Windows. Ironically written in Go. - coreybutler/nvm-windows
  2. インストーラ起動
    特に設定を変える必要はないので、「Next」を盲目に連打(Emailの入手も不要)
    以下の画面まで行けばOK
    alt text
  3. コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行
nvm --version

バージョン情報が表示されればOK
alt text

Linux/MacOSの場合

✅ 方法①:公式インストールスクリプトを使う(推奨)
  1. ターミナルを開く
  2. 以下のコマンドを実行:
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.4/install.sh | bash
  1. インストール後、以下を .bashrc, .zshrc, または .profile に追加(必要に応じて):
export NVM_DIR="$HOME/.nvm" [ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
  1. 設定を反映:
source ~/.bashrc # または ~/.zshrc
  1. nvmが使えるか確認:
nvm --version

✅ 方法②:macOS限定(Homebrewを使う)
  1. Homebrewがインストールされていることを確認:
brew --version
  1. nvmをインストール:
brew install nvm
  1. .zshrc などに以下を追加:
export NVM_DIR="$HOME/.nvm" [ -s "/opt/homebrew/opt/nvm/nvm.sh" ] && \. "/opt/homebrew/opt/nvm/nvm.sh"
  1. 設定を反映:
source ~/.zshrc

参考:Zennの手順解説Qiitaの完全ガイド

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1. node.js, npmのインストール

プロンプト/ターミナルを開いて以下を実行

nvm install 22.12.0 nvm use 22.12.0

以下になればOK
alt text

ここで一度プロンプト/ターミナルを閉じ、再度プロンプト/ターミナルを開き以下を実行

node -v npm -v

以下になればOK
alt text

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2. gemini cliのインストール

適当なプロジェクトフォルダまでコマンドプロンプト/ターミナルのカレントを移動
ここでは「E:\dev_um_ai\dev-um-ai\gemini_worker」とする
以下のコマンドを実行して、gemini cliをローカルにインストール

npm install @google/gemini-cli

以下の画面でインストールが始まり、
alt text

以下のフォルダ構成、以下の表示になっていればOK
alt text
alt text

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3. geminiの起動とログイン

3-1. gemini起動

以下のコマンドでgeminiを起動

npx gemini

以下の表示になればOK
alt text

3-2. ログイン

  1. 認証方法選択
    geminiを使うためには、①Googleアカウントでログイン、②Gemini API Keyの入力、③クラウド環境接続(法人向)のいずれかをする必要がある
    今回はもっとも手軽なGoogleアカウントによるログインを行う
    API Key使いたい、法人です!って人は、2番と3番を選択してEnterしましょう
    それ以外の方は、①「Login with google」を選択してEnter
    (デフォルトで①が選択されてる状態なのでなにも考えずにEnterでOK)
    変なポップアップが出た場合は「許可」を選択
    (Geminiを動かすNodeが権限上制限がある場合に表示されるものなので許可で問題なし)

  2. ユーザ選択
    ブラウザが立ち上がるのでログインするユーザを選択
    alt text
    以下の画面が表示されれば認証成功
    alt text

  3. コマンドプロンプト/ターミナルが実行可能になってることを確認
    コマンドプロンプト/ターミナルに戻り、以下の入力可能状態になっていればOK
    alt text

  4. Geminiを試す
    入力欄に何かを入力してEnterすると回答がくる
    alt text 終了したい場合は「Ctrl+C」の連打か、コマンドプロンプト/ターミナルを閉じるでOK

Chrome devtools MCPのセットアップ

結論から言うと、geminiを使う場合はセットアップの必要なし

gemini_worker/.geminiフォルダ配下に「settings.json」ファイルがある。
ファイルの内容は以下

{ "mcpServers": { "chrome-devtools": { "command": "npx chrome-devtools-mcp@latest" } } }

上記の設定をすることで、geminiを起動すれば自動的にChrome devtools MCPをローカルにインストールして起動してくれる

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